土曜日9:00~17:30 予約制
初診受付
診療時間終了の30分前まで
多汗症を治療することを目的として厚生労働省より承認を得た
「ミラドライ」
多汗症や臭いの原因となる汗腺をマイクロ波で破壊するワキガ治療です。
切開や剥離をしないため、手術に比べると出血、内出血、皮膚壊死などのリスクが少ないです。皮膚の切開や穿刺をしないので、脇を出す季節でも目立ちません。
外科的手術と同じ効果が期待できます。
仕事や通学、運動に支障がほとんどありません。
術後の固定が不要のため、日常生活に支障がでません。治療後から普通の服装ができ、当日からシャワー、翌日から入浴が可能です。
1 マイクロ波を利用しワキガ・多汗症を治療します。
マイクロ波は(水分子)に選択的に吸収されエネルギーが熱に変換されます。
マイクロ波加熱は、熱伝導や対流に左右されることなくかつ急速で均一に加熱されるという特徴があります。切らないワキガ治療は水分の多い汗腺をターゲットとしてエネルギーを集中させ汗腺以外への影響を最小限に抑えます。
2 皮膚表面を冷却し抵抗を減らしながらエネルギーを効率良く深部に到達させます。
3 汗腺が存在する真皮と皮下脂肪の境界部分にエネルギーが蓄積し、汗腺を確実に破壊します。
切らないワキガ治療は熱の及ぶ深さと 照射幅を最適化するように設計されています。
4 マイクロ派の照射に続いてさらに皮膚層を冷却し、皮膚のダメージを防ぎます。
カウンセリングは予約不要です。診察時間内に受付を行ってください。問診後、無料カウンセリングで治療法の内容や他の治療法との比較、料金などについて詳しく説明します。
治療ご希望の場合は血液検査を行い予約をとります。
治療前日に脇毛を剃ってください。
治療後は帰宅できます。包帯固定をする必要がありませんので、着用する服装に制限はありません。
脇のサイズ、発汗する場所、体毛の位置にマーキングをします。
脇の複数箇所へ局所麻酔を注射します。およそ10分ほどで効果が現れます。
片側約20分ほどが目安となっています。
麻酔と冷却機能により痛みを感じることはほとんどなく、ワキガ・多汗症の原因である汗腺を治療していきます。
入院 | 必要ありません。 |
---|---|
固定 | 包帯、固定は不要です。衣服はいつも通りの服装で問題ありません。 |
痛み | 治療部に鈍痛を感じたり、腕にしびれやピリピリ感を感じたりすることがあります。腫れと痛み防止の薬を処方します。 |
経過・腫れ | 術後1~2日後より、治療部位に腫れが生じます。腫れは徐々に引いていきます。1週間後ではまだ凹凸や軽いしびれが残っている場合もありますが、1~2ヶ月で徐々になくなります。 麻酔注射による小さな跡や、吸引による内出血の跡が数日残る場合があります。 |
シャワー・入浴 | 当日はシャワー程度にとどめてください。石鹸は使用してもかまいませんが、刺激の少ないものを使用してこすらないでください。入浴は翌日より可能。 |
通院 | 原則、術後7日目、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後 |
仕事・通学・運動 | 一般的な生活での制限はありませんが、1週間程度は過度の運動は避けてください。通常の仕事や通学に支障はありません。 |
施術で破壊された汗腺は基本的に再生しませんので、外科的手術と同等の効果が期待できます。
汗腺を選択的に焼却凝固するため長期に効果が持続すると考えられています。
【禁忌・禁止】
• ペースメーカ又は他の電子機器が体内に埋め込まれている患者[埋込み型医用電子機器に誤作動を招き、重大事故につながる可能性がある]※詳しくは添付文書をご参照ください
以下のような副作用が出る可能性があります。
<重大な副作用>
■ 局所麻酔(エピネフリンを伴うリドカイン)によるアナフィラキシーショック
※ 局所麻酔の既往、問題の有無を事前に確認してください。
■ 3度熱傷
※ 不適切な潤滑剤使用によるもの、不適切な治療方法によるもの
■ 上腕三頭筋の筋力低下を伴う橈骨神経の損傷
※ 過剰なエネルギーでの照射、ツーメセント混合液の注入不足によるもの
<その他の副作用> ※青字については、通常の経過で良くみられる症状です。
症状 | 持続期間の目安 | 主な対処法 |
---|---|---|
治療部位の浮腫 | 1~8週間 | 経過観察 |
治療部位の疼痛や圧痛 | 2~3週間 | 消炎鎮痛剤の内服 冷却 |
治療部位やその周囲の感覚の変化 | 1~12週間 | 経過観察 |
吸引による赤み | 数日間 | ヒルドイドローションの塗布 |
注射による皮下出血 | 数日間 | 経過観察 |
治療部位の一時的な隆起や硬化 | 4~6週間 | 経過観察 |
麻酔液が浸潤することによる腕、もしくは側胸部の腫脹 | 1週間 | 経過観察 |
治療部位の硬化 *タイトバンド(すじ状の硬化)も含む | 最大で8週間 | 優しいマッサージやストレッチ |
膿瘍 | 2週間 | 切開排膿・抗菌薬 |
感染 | 1週間 | 抗菌薬 |
腋窩の小腫瘤、又は小結節 | 2ヶ月 | 経過観察 |
治療肢(肘から手)の違和感(しびれ、刺激感など) | 数ヶ月 | 経過観察 |
1度・2度熱傷 | 2週間 | 冷却 外用薬 創傷被覆 |
皮膚炎 | 1週間 | 外用薬 |
炎症性色素沈着 | 3ヶ月 | 経過観察 |
腕、又は指の脱力 | 数ヶ月 | 経過観察 |
代償性発汗 | - | 経過観察 |
※別途、消耗品代(検査代・薬代を含む)88,000円必要
詳しくは治療法比較・費用をご覧ください。